2018 April

 

 

 
 
昨年個展をさせて頂いたギャラリー・カラニスに「箱瀬淳一漆工芸展 蒔絵・小 さな室礼」を見に伺う。平安時代に宴や儀式を行うハレの日に調度品を 置いて 室内を装飾することを「しつらい」と言うそうで、 インテリアとして今もみなが意識していること。そんな日のための華やかな蒔絵 の漆器が並ぶ。初めてお会いする箱瀬淳一氏の素敵なお人柄にもすっか り魅了 される。

 

 

 
 
「木目金」とは何層もの色金を加熱圧着し彫りや捻りなどを加えて、木目状の模 様に仕上げる技法で「霞打ち」、「板目金」とも呼ばれる。工芸家の間 では 「MOKUME−GANE」と日本語がそのまま使われているのも面白い。その 工程の複雑さから伝承が難しいとされてきたこの技法も純銀粘土と 純銅粘土の 開発により簡易に再現できるようになったとか・・・

 

 

 
 
都心のビルの中にこんなアンリ・ルソーの絵のようなジャングルがある事に驚き つつ、その先にもっと驚くマダガスカルのような世界が広がっていると は・・・。

 

 

 
 
 
「ざんねんな生き物展」、タイトルからしてなかなかユーモラスなこの展覧会。 植物や動物、自然の創り出す形やその生態を知るとデザイナーの存在価 値は何 だろう?と思わざるを得ない、摩訶不思議な形の生物が世の中にはあるもの。お 魚は横に泳ぐ、という常識を覆す直立したお魚、ダイソンのク リーナーもびっ くりな巻貝のチューブ状に伸びた吸引する角、保護色ならぬ保護形?岩と見分け のつかないオコゼなどなど。進化の途中で終ってしまっ た生物が多数生息する というマダガスカル、これ以上変わった形の生物を見るのは少しコワイ・・・。

 

 

 
 
expo index 旧道をゆっくりお散歩してめったに開いていない古本屋さんへ。興味深い本が本 当にたくさんある危険な場所・・・これ以上本が増えたら困るとわかっ ていな がらつい、また貴重な一冊を見つけてしまう。別荘族が代替わりして処分した額 装されたリトグラフなどが床に置いてあったり、宝箱のような古 本屋さん。 page top

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